2019年09月02日

健康保険の仕組みと意義、メリットとデメリット

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「健康保険の仕組みと意義、メリットとデメリット」についてお話させていただきます。


健康保険の仕組みと意義、メリットとデメリット日本の健康保険制度は個人の医療費負担を軽減する事が出来るため、国民の健康維持に非常に役立っている制度だと思います。

一般的に健康保険のメリットと言えば、それぞれが加入している健康保険の定めた「窓口負担の支払い」で医療を受けられる、いわゆる「負担割合」で安く受診できることをイメージされると思いますが、それ以外にも幾つかの意義があるんですね。

一つは「同じ治療」を受けて「同じ薬」を処方された場合、どこで受診しても「同じ費用」と言う事です。
これは「健康保険が定めた治療内容」、「健康保険が認めた薬」については全国どこでも同じ診療報酬だからです。
実際には症状の違いや先生の判断で検査の内容や処方する薬に差異があるため、同じ病名でも窓口負担額が若干変わる事もありますが、各単品目については同じなんです。

ですから都会で受診しても田舎で受診しても平等な医療費負担で治療を受ける事が出来るわけです。
(物価水準や経済状況を考えると本当に平等かは疑問がありますが・・・・)


健康保険の仕組みと意義、メリットとデメリットもう一つは健康保険適用の傷病に対しては決められた範囲の治療が行われると言う事です。
例えば「なんとなく風邪ぽいかなぁ?」と病院に行った場合、「入院して精密検査を行い、十分安静を確保できるようにしましょう」でビックリするような請求が来た!なんて事にならないわけです。

これは過剰な医療により患者様に過剰な負担が掛からないよう、また皆様から集めた保険料を無駄に使わないと言う意義からです。

これらのおかげで日本全国どこでも安心して医療を受けられるようになっているんですね。

しかし、これらのメリットも時と場合によっては「デメリット」になることもあるんです。


健康保険の仕組みと意義、メリットとデメリットと言うのも健康保険適用症の場合の治療方法や適用範囲の薬は、「治療に必要で、かつ安全確保が出来る範囲の最少」で決められているからです。
なぜなら健康保険の財源は国民の保険料と税金でまかなわれているから、贅沢な事をしていると財源がパンクするか、より高額な保険料を徴収しなければならなくなるからです。

ですから「より良い治療法」「より良い薬」があっても、「健康保険の範囲での治療となると行う事が出来ない」と言う事になります。

歯科での「特別材料を使った治療」や「ガンの先進医療」の場合の自費負担等をイメージすると理解していただきやすいと思います。

これらをどう捉えるかは患者様の考え方やそれぞれのニーズ次第かとは思いますが、健康保険の仕組みと意義を理解して、ご自身が求める治療を受けられるように症状に合わせて健康保険を使うか使わないか選択すると言う事も大切な事なんじゃないかと思いますね。



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和歌山市舟津町の雑賀鍼灸整骨院

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タグ :健康保険

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Posted by 院長 at 11:18│Comments(0)雑談
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