2021年11月30日

胃は暴走族!

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「胃は暴走族!」についてお話させていただきます。


胃の痛みは多くの人が経験した事があるんじゃないでしょうか。
胃が痛む原因は特殊な疾病を除いて胃が動き過ぎている(胃酸が出過ぎ)ものと胃が動いていない(消化不良、胃弱)に分けられます。

前者は主にストレスや自律神経の失調で胃酸の調整が上手くできない状態で、後者は暴飲暴食や過労の際に起こりやすいですね。

同じ「胃が痛い」と感じても(微妙に症状は違いますが)状況は正反対なので、市販の胃薬を購入する際には薬剤師さん等にしっかり相談して適切な方を購入するようにして下さい。


と、ここまでは一般的な話ですが、胃は少し変わった特性があって上述の様な症状が有っても「より食べたくなる」んです。
本来、調子が悪いのですから休ませてあげるべきですし、弱っているのですから食べたくなくなるはずなんですが、食欲が暴走しちゃうんですね(笑)

さらに、もともと胃は甘辛い味(塩味や醤油味みたいな)に弱いのですが、暴走しだすとよけいに甘辛い味が食べたくなるんです。
うどんの出汁や煮つけ、すき焼き、ポテトチップスや塩、醤油味の煎餅等。

ですから「甘辛い味が食べたいな」と強く思い出したら「胃が弱ってきている」と思って気を付けてください。

他の臓器は不調になると機能が低下するのですが、胃は不調になると食欲が暴走する事が多いので、食欲に任せずに食事量を抑えて休ませてあげてくださいね。


☆ストレス、自律神経失調、原因不明の体調不良に特化!

和歌山市舟津町の雑賀鍼灸整骨院

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Posted by 院長 at 17:30Comments(0)健康に役立つお話

2021年11月22日

便秘と下痢の関係

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「便秘と下痢の関係」についてお話させていただきます。


「便秘が酷いので何とかならないか?」との事で来院された患者様。
便秘は生活習慣や食事の影響から起こる事が多い(稀に他の病気や薬の影響)ので詳しく尋ねたところ。

「初めに2日ほど便秘をした時に掛かりつけの病院に相談したところ便秘薬を出してくれたので、それを飲むと下痢をして、その後2日ほど便が出ないので再び薬を飲むと下痢をして、その繰り返しが続いている」
と言う事でした。

??? いや、それ便秘でも下痢でもないよ(笑)

正確には便秘薬による下痢は起こっていますが病的な下痢ではなく、その後の便秘(便が出ない)は単に腸内に食べたものが無いからなんですね。

一般的に人は食べ物を口にしてから24時間~48時間かけて便として排泄されます(個人差で72時間くらいの人もいるそうです)ので、便秘薬で腸内の物を全部出してしまったら一定時間は便になるものが無いので便は出ません。

つまり、この方は「出す物がない状態」を便秘と勘違いして再び便秘薬を飲み下痢を起こしてを繰り返していたんですね。
で、便秘薬を止めてもらったところ正常なサイクルに戻ったそうです。

確かに自律神経の失調やストレス等で下痢と便秘を繰り返す症状はありますが、今回の場合はちょっとした勘違いが「便秘で不安になるし、薬を飲めば出先でトイレが気になって不安だし」と大変不自由な状況を作ってしまった症例でした。

特別な傷病の場合もありますが、ちょっとした事が原因の場合も少なくないので体調不良を感じたらお気軽にご相談くださいね。


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2021年11月16日

運が悪い時は重なるもので

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「運が悪い時は重なるもので」についてお話させていただきます。


「手の中指の先が痺れる、病院に行っても異常なしと言われた」との事で患者様が来院されました。
痺れと言えば神経圧迫の可能性が多いので、一通り検査しましたが異常なし。
痺れを感じるポイントをよく観察すると、わずかに皮膚の色が周りと違うので痺れが発生した日の行動を詳しく聞くと「素手で草抜きをした」との事だったので、トゲか虫に刺された可能性が有りそうなので対処をして様子を見てもらう事にしました。

その2週間ほど後に「まだ痛みが取れない、痛む場所も変わってきた」とかなり不安げな表情で再度来院。

前回は「痺れ」だったのが今回は「痛み」?場所が移動した??


単に表現の違いの場合もありますが、おかしいと思い痛むと言う場所(指先の側面)をよく観察すると、爪がトゲ状になって皮膚に刺さってる!
たぶん爪を切る時に端の部分が綺麗に切れなくて逆だって刺さったのでしょう。

で、爪の形を修正すれば痛みは無くなったのですが、それにしても偶然にトゲか虫に刺された同じ指の爪が皮膚に刺さるなんて非常に珍しい事です。
それも何かが刺さったために起こった痺れ感が完全になくなる前に爪が刺さり出したので本人にしてみれば「痛みの場所が移動した」と感じたんでしょうね。

結果的に一つひとつは大きな問題ではないのですが、偶然が重なって不調が長引くと本人としてはすごく不安になったと思います。
運が悪い時って、こんなものなんでしょうね。


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2021年11月09日

こんな時は温める?それとも冷やす?

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「こんな時は温める?それとも冷やす?」についてお話させていただきます。


来院された患者様から「こんな時は冷やした方が良いの?温めた方が良いの?」って言う質問が結構多いんですね。
何らかの負傷や症状が出た時に、とりあえず何かしたら症状が和らぐかなぁと期待したくなるのが人情です。

で、真っ先に頭に浮かぶのが湿布ですよね。
基本的に湿布剤には沈痛消炎剤が入っているので痛みを和らげる効果がりますし、メントールや水分を多く含んでいるのでヒヤァ~として気持ち良いですよね。



一般的な湿布剤は沈痛消炎と共に冷却作用があるので「冷やす」方の対処になります。
適応としては打撲や捻挫、肉離れ等の外傷性の負傷、過度な運動などの後に筋肉が熱を持っている場合等に適しています。
またギックリ腰等の初期にも良いと思います。

但し、いずれの場合も炎症(赤く腫れていたり熱を持っている)が収まってきたら冷やさない方が良いです。
と言うのも炎症とは組織が損傷して、その修復のために血液や修復のための組織が集まってきている状態なので、炎症がきついと痛みが強く出ますが、炎症を抑えすぎると治りが遅くなるんですね。


ですから外傷の場合でも熱感が治まってきたら(4.5日くらいまで)、ギックリ腰等なら当日位で冷やすのは止めたほうが予後が良いケースが多いんです。
どうしても何かしたいなら「バンテリン」等の刷り込むタイプを使えば冷やすことなく消炎剤の効果だけ期待できるので良いかと思いますね。


ちなみにモーラステープ等の消炎剤だけのタイプのパップ剤(肌色のが多い)もありますが、多くは強い薬剤を使っている物が多く、よく効く反面かぶれやすかったりアレルギー反応を起こす人も稀に有りますので、私的にはあまりお勧めではないですね。

そして慢性的な痛みの物は湿布等で誤魔化すのではなく、根本の原因を治さなければ良くならないどころか悪化していくケースもあるので注意が必要です。

逆に温めたら良いケースは炎症を伴っていない状態のもの、いわゆる疲労の範囲くらいですね。
症状によっては施術の際に温めるケースも多くありますが、ご家庭であえて温めるのは控えて頂いた方が無難です。

いずれにせよ、あくまでも応急処置で、あきらかな外傷性の負傷の場合の話であって、同じような痛みでも思わぬ事が原因の場合もありますので、何らかの症状がある場合は早めの受診をおススメしますね。



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Posted by 院長 at 12:50Comments(0)健康に役立つお話