2020年05月11日

新型肺炎とインフルエンザを比較する

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「新型肺炎とインフルエンザを比較する」についてお話させていただきます。


緊急事態宣言が延長されましたが、14日には特定の地域を一定解除することが検討されているとか。
早く経済活動を再開させなければという意見も大切かとは思いますが、再度感染拡大が起こっても問題ですし難しいところですね。

さて、早期の経済活動再開や緊急事態宣言を過剰と言う意見の根拠に「インフルエンザと似たようなもの」と言う主張をする方が多く居られるようですが、本当にそうなんでしょうか?
私は感染症の専門家ではないので、実際に起こる「事象」を比較してみますね。


新型肺炎とインフルエンザを比較するまず、どちらもウイルスの感染による呼吸器系の疾患と言う点では「似たようなもの」には間違いないですが、実際に起こる事象は全然違います。
また、致死率や実効再生産数等をよく比較されますが、何年もデータが蓄積されたインフルエンザと感染拡大して数か月の新型肺炎ではデータの信憑性が全然違いますし、これからもデータがどんどん変わっていきますから比較すること自体無意味ですね。

では何が違うのかと言うと

新型肺炎の方が潜伏期が長いために無自覚で行動する時間が長くなり感染拡大しやすい。

インフルエンザは上気道から感染するが新型肺炎は肺から感染が広がるので症状が重篤化しやすい。

発症後はインフルエンザが7日~10日後には社会復帰できるが、新型肺炎は約1か月ほど社会復帰できない。
(背景には指定感染症になっていると言う事も影響しますが)

肺の損傷は修復しきれない場合もあるので肺機能低下などの後遺症が残る場合もある。

新型肺炎とインフルエンザを比較するまとめると
・感染拡大しやすく、発症すれば経済活動が出来ない期間が長く、後に影響が残ることもある。

つまり「感染を予防しなければ結果的に経済活動も麻痺してしまう」と言えるんじゃないでしょうか。


本来なら早期に絶対的な感染予防対策をして短期で収束させるべきでしたが、今となってはどうしようもないですから、緊急事態宣言が解除されても「個人の健康、生命を守るため」にも「経済稼働を麻痺させない」ためにも、今しばらくの間は個人個人がしっかりと感染予防意識を持ち続ける必要があるんじゃないかと思いますね。

そして忘れてはいけないのがインフルエンザも毎年3千人以上も亡くなる怖い感染症であること。
毎年の事なので慣れてしまって危機感がないですが、やはり感染予防対策はするべきですね。
しっかり危機意識を持たないと来シーズンはインフルエンザ+新型肺炎でより多くの命を亡くすことになる可能性も十分あり得ますから。




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Posted by 院長 at 16:57│Comments(0)雑談
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