2021年11月09日

こんな時は温める?それとも冷やす?

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「こんな時は温める?それとも冷やす?」についてお話させていただきます。


来院された患者様から「こんな時は冷やした方が良いの?温めた方が良いの?」って言う質問が結構多いんですね。
何らかの負傷や症状が出た時に、とりあえず何かしたら症状が和らぐかなぁと期待したくなるのが人情です。

こんな時は温める?それとも冷やす?で、真っ先に頭に浮かぶのが湿布ですよね。
基本的に湿布剤には沈痛消炎剤が入っているので痛みを和らげる効果がりますし、メントールや水分を多く含んでいるのでヒヤァ~として気持ち良いですよね。



一般的な湿布剤は沈痛消炎と共に冷却作用があるので「冷やす」方の対処になります。
適応としては打撲や捻挫、肉離れ等の外傷性の負傷、過度な運動などの後に筋肉が熱を持っている場合等に適しています。
またギックリ腰等の初期にも良いと思います。

但し、いずれの場合も炎症(赤く腫れていたり熱を持っている)が収まってきたら冷やさない方が良いです。
と言うのも炎症とは組織が損傷して、その修復のために血液や修復のための組織が集まってきている状態なので、炎症がきついと痛みが強く出ますが、炎症を抑えすぎると治りが遅くなるんですね。


こんな時は温める?それとも冷やす?ですから外傷の場合でも熱感が治まってきたら(4.5日くらいまで)、ギックリ腰等なら当日位で冷やすのは止めたほうが予後が良いケースが多いんです。
どうしても何かしたいなら「バンテリン」等の刷り込むタイプを使えば冷やすことなく消炎剤の効果だけ期待できるので良いかと思いますね。


ちなみにモーラステープ等の消炎剤だけのタイプのパップ剤(肌色のが多い)もありますが、多くは強い薬剤を使っている物が多く、よく効く反面かぶれやすかったりアレルギー反応を起こす人も稀に有りますので、私的にはあまりお勧めではないですね。

そして慢性的な痛みの物は湿布等で誤魔化すのではなく、根本の原因を治さなければ良くならないどころか悪化していくケースもあるので注意が必要です。

逆に温めたら良いケースは炎症を伴っていない状態のもの、いわゆる疲労の範囲くらいですね。
症状によっては施術の際に温めるケースも多くありますが、ご家庭であえて温めるのは控えて頂いた方が無難です。

いずれにせよ、あくまでも応急処置で、あきらかな外傷性の負傷の場合の話であって、同じような痛みでも思わぬ事が原因の場合もありますので、何らかの症状がある場合は早めの受診をおススメしますね。



☆ストレス、自律神経失調、原因不明の体調不良に特化!

和歌山市舟津町の雑賀鍼灸整骨院

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