2024年05月17日

最近の固定具について思う事

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は「最近の固定具について思う事」についてお話させていただきます。


先日、自律神経の調整で来院された患者様ですが、ふと足元を見ると足関節にバンテージ状のサポーターを巻いています。
尋ねてみると「1か月くらい前に捻挫して病院で固定しておくように言われ巻いているが、いまだに痛みがある」との事。

最近の固定具について思う事靭帯断裂や剥離骨折がなければ、関節の整合をして固定すれば10日もあれば痛みは消えるはずですが・・・・・
と、今回のお話はそこではなく、固定に使われていたバンテージ状のサポーターです。

最近の病院の固定具は扱いやすくするためにゴム状の材質が良く使われています。
確かにゴム状の固定具だと装着も簡単で見た目もよく、万一外れたり外さなければならない時も患者様自身でやり直しが簡単です。

しかし炎症を起こしている部位をゴム状の物で締め付けると、炎症のために集まってくる血液の流れが悪くなり、締め付け部周囲に血液が集まり余計に腫れたり、患部の治癒が遅くなったりするものです。

またゴムは一定の力がかかると伸びるため固定力としてもあまり役に立ちません。
なにより患者様自身で巻き直しやすいという事は、固定を外してほしくない時に外される可能性が高くなります。

と言う訳で、当院では関節の炎症固定には昔ながらの綿包帯を使っています。
これなら一定以上の締め付けは回避できますし、一定以上の力がかかった時はしっかりと踏ん張ってくれるんです。

まあ、この辺は学問の違いによるものかもしれませんが、見た目や簡便さが優先されて本来の目的や注意しなければならない事が二の次になるのは如何なものかと思った次第です。
最近では色々な物が見た目や使い勝手優先で作られている場合が多いですが、本質を外してしまったら意味がないと思うのは昭和のオヤジ的感覚でしょうかね(笑)

ちなみに、この患者様の足関節捻挫は関節の整合を行って包帯固定に変えたら1週間で症状はほぼなくなりました。


☆ストレス、自律神経失調、原因不明の体調不良に特化!

和歌山市舟津町の雑賀鍼灸整骨院

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